落魄の月

よしなしごと

疲れた夜の早寝に読書

 最近真面目に働いていて、あまりにも働いているので周囲の人間に「がんばってる」だの「めずらしい」だのといわれています。目算ではGWあけぐらいに倒れることになってます。じりじり回復しないまま次の勤務がやってくる。

 

 ちょっと立て続けにおもしろげな本を読みました。のでその感想。

 

 

 

あ、これ3巻目でてるの。買おうっと。両親をなくして妹と暮らす主人公は、親戚のつてで神社のおさんどんのお仕事へ。その神社には猫がいっぱいいる猫神社としられる一方で、失せもの探しでも有名。実のところ神社には、みかがみ様の化身という美青年が住んでいて、主人公は彼の手伝いもすることになる。あやかし・猫・ごはんもの、かな。主人公はちょっと派手めなヤンキー風の格好なのだがブラコンの妹に「兄にはかっこいい格好をしていてほしい」ということでさせられていて、根はとてもいい子。一方神の化身などと仰々しいおひとは、主人公の履歴書写真から勝手に「女子高生がくる」とテンションをあげて、実際ヤンキーっぽい青年姿におもいっきりがっかり。占いが商売なのではったりのため普段から着物をきていたりするのだが、中身がおもいっきり残念なひとである。化身としてがっつり呪われており、周囲の電化製品をすべてぶちこわす体質でひきこもざるを得ない青年。夢は電器屋さんで最新家電をみること。趣味は神社にやってくる肝試しのカップルを別れさせること。なんだろう、この美青年なのにすごく残念な感じ。そうそれは、まるで汀こるものの探偵のような。話は短編集で問題解決型。キャラクターが結構濃いし、猫もいっぱいでてくるのでおもしろかったです。

 

 

 お嬢様探偵として華麗に事件を解決する可憐お嬢様、にお仕えして毎日苦労している三人の召使いたちが夜にお茶会をするだけの話。男だけのお茶会、完璧眼鏡執事、色気たっぷりの専属運転手、新人召使いの3人。1巻目で主人公の謎みたいなところがなくなって、さっぱりすっぱり3人のお茶会のみ。相変わらずお菓子を食べ、お菓子を食べ、お菓子を食べ、あまりのおいしさに失神したり魂抜けたりしてました。1巻目よりも2巻目のほうがおもしろかった。なんかちょっと1巻目は乗り切れないというかキャラクターが振り切れない感じがあって。というのも主人公の設定がちょっと使い切れてなかったのかな。特別視しすぎというか。2巻目は先輩二人もナイスタッグなところがあって、3人というまとまりがでてた。

 

こんなところでした!