知る必要のないひとに説明するミラプリ
先々日から熱心にここを読んでいる知り合いが、昨日の記事を読んで言いました。「この装備は組み合わせによって能力がかわるの?」と。……なるほどそれは盲点だった!一般的に装備っていうと能力値をあげるものですね。
オンラインゲームというもの、常にアップデートされ説明書は特になく、情報を得るのはとても難しいとおもっています。FF14のなかには初心者さん(若葉)の質問に答えるメンターシステムっていうのがありますが、これが機能しているとは残念ながらいえない。質問する・答えるって、一般的な能力じゃないんですよね。「何々のしかた教えて下さい」って言われてうっかり「カーソルをあわせて□ボタンをおすとサブコマンドがでています」って答えたら、どっこい相手がPCだったということもあるわけです。いんたーねっきょの世界には大量の攻略があるわけですが、ネット世界の情報の正誤は判断しづらい。あとものすっごい基本的な事ってなかなかみつけづらいものです。
どういうわけかここにたどりついてしまったかわいそうな若葉さんがいたら、とりあえずこのページだけは読めという公式ページをおいておきます。とってもべんりー!
コントローラの使い方です。基本も基本、ど基本だけど、聞くに聞けない知らないこと。いまだにキーボードでへんなボタンときとかどうしていいかわからない。
さて、冒頭に戻ります。本人はゲームはしないけど周囲のにんげんはわりとゲームをしていて、ゲームというものがどういうことかだいたいのところはわかっている知人に、まったく今後役に立つことはないだろう「武具投影」のシステムというものを、説明するための文章がここからはじまります。
先日、僕はおしゃれ装備についてこう書いてました。
「Lv.1からどんなジョブでも着ることができる一般的におしゃれ装備と呼ばれるものについての話をします。」
なるほど。ここですでに認識が異なってますね。まず確認しておくと
- 能力をあげる装備がある
- それとは別に見た目だけを重視して能力値がついてない装備がある(=おしゃれ装備)
- 今着ている実際の装備とは別に、見た目だけを反映するシステムがある
のですね。FF14ではこの「見た目だけを反映するシステム」を「武具投影・ミラージュプリズム(ミラプリ)」といいます。また4文字だ。こまかーい話がありますが、宿屋にクローゼットがあって装備品をその中にみためだけ登録し(武具幻影)、実際の着ている装備の上にその登録した見た目を貼り付けるのです。説明しててアイカツシステムみたいだなとおもったけど、アイカツ知らない人にはよりわからない話になるのでおいておいて。
実際は鎧をきてるんだけど(能力的にはこれが反映されているんだけど)、魔法使いみたいな格好がしたいなというときは、これで「魔法使いみたいな服」を貼り付けることができるのですね。まぁ「魔法使いみたいな服」は「魔法使いしか着ることはできません」となっているのが大半なので、鎧のうえに貼り付けることができないのですが。おしゃれ装備やリアルマネーのお洋服は、このレベルやジョブ制限がフリーなので重宝されるのです。
僕が実際のところきているのはこれ。
この装備はもともとデザイン公募で選ばれたものなので見た目もいい。ジョブ毎の装備はそのジョブらしさというを表現しているのがポイントでしょうか。
これはヒーラーではなくレンジの同じ種類の装備。
腰回りに銃弾みたいなのがあるのがレンジっぽさでしょうか。踊り子と詩人もレンジなんだが。横に下げてるお道具箱は背中に背負ってる銃の付属品。ミラプリはこれに「装備フリーのおしゃれ装備を投影する」もありますが、そのジョブだけの装備を投影するという手もあります。実際のところ装備フリーのものより断然その普通の装備の方が多いわけで、それまで集めたりコーデしてたりするともはや手の付けようがない。上のふたつの装備、見た目が可愛いですが普通の装備品なので、ヒーラーでキャットガーターじゃなくてサスペンダーがいい!というわがままにはこたえられません。レンジのデザインはレンジでしか着ることができない。そうするとヒーラーで着ることができるサスペンダー装備をさがさないといけない。
これはヒーラー装備の上にヒーラー装備の見た目をのっけているところ。装備の能力としてではなく見た目だけ使いたいという気持ちに答える、それがミラプリ。そしてひろがる、オンラインゲーム上のおしゃれ沼。本当の沼はジョブ縛りからはじまる(やらないよ)。
これで本当に伝わっているのだろうか。