落魄の月

よしなしごと

カートの中身は確認しよう

 昨日お誕生日プレゼントをいっぱいいただいたわけですが。一個だけ謎のプレゼントで自転車のサドルが届きまして……なんだこれ、とおもっていたら送った本人から「間違えておくりました!」とメッセージが届いて一安心。某有名人よろしく三角コーン送られてくるのりで何かが届いたのかとおもったら、本人自体間違いに気づいていなかったとのこと。会計する前にカートの中身は確認しようね♡という笑い話でした。

 

 河川敷に桜を見に行ってきました。桜のみならず、白詰草やらホトケノザやらタデやらセイヨウタンポポやら、ええと他にもオオバコ・オオイヌノフグリ・すずめのぼたん?じゃなくてきつねのぼたんかな。ムラサキマケンなんかもありましたね。春の野草目白押し、目白はいないけどヒヨドリは桜に群がり、おまけに藤まで咲いてました。しかし風が強い。暖かくなってきたので、適当に観葉植物をまた仕込んできてこようかとおもってます。いまあるガジュマルの木の挿し木でもするか。去年買ったあじさいも無事に越冬して、一昨年枯らしたリベンジを果たしました。手をかけすぎると枯れるというジンクス。いじりすぎなのかな。

 本日はそれなりにちゃんとした格好をしようと、sheglitのブラウスに大昔のalice-auaaのスカートをきてました。帽子はMRcorsetの福袋に入ってたやつ。帽子、ヘッドフォン愛用者なので普段かぶることがなく、今日はせっかくなので装備。

 

 

 

北鎌倉の嘉風堂 裏路地神社の扇子屋さん (宝島社文庫)
 

 表紙買いしたやつです。確か同じ月にもう一冊カズアキが表紙を書いているやつがならんでいてそっちも買っていた記憶。

 

27時の怪談師 (角川ホラー文庫)

27時の怪談師 (角川ホラー文庫)

 

  これこれ。こっちは今年初めぐらいに読み終わっていたような……?結構おもしろくて好きな本でした。ひきこもりで他人と接触しない主人公の仕事は、「ルームロンダリング」というやつ。映画がありましたね、ルームロンダリングっていう。事故物件に住むのがお仕事。いつも通り木の箱に潜んだ状態で事故物件に引っ越してきたら、いつもと違って怪異にみまわれ、ひとが怖いのにあやしい怪談師までやってきて。バディもの謎解き、怪談というライト文芸三題噺ですが、単純に連作ということではなく、一冊のまとまりもあってよかった。

 

 さて一番最初に貼った本。神社・お悩み解決、とこれもライト文芸あるある設定です。神様に願いを届ける扇子を授けている神社が舞台。こまってるひとがきます、扇子さずけます、解決です、という流れ。神社の管理人と同居している青年の話が最初と最後にきて、一冊まとめという締め方。とくにこれといってどたばたするわけでもなくハートフルなストーリーが続きます。もったいないとおもったのは、管理人がちょっと風変わりな雰囲気で、ついでに言葉遣いが他人に勘違いをおこさせるような(つまるところ口説き文句に聞こえる)ものだという設定なのに、来た人を特に口説かないところですよね。青年と管理人のキャラクターが、主人公なのに微妙に薄味。料理が壊滅的に下手とかそういう管理人エピソードは全部頭とケツに押し込まれ、間の連作には一切でてこない。連作のエピソードが依頼主の話でそこまで深掘りできるものでもなく、わりと表面的な話で終わったなという印象。雰囲気は嫌いじゃないんだけれど。

 

 なんかいい調子で積ん読消化がすすんでいるぞ。